山内さんという不器用でおもしろい方がおられます。薬の処方や病名をつけるだけの精神科医療の現状などを何とかできないかと、岐阜や名古屋で、シェアハウスや畑やふりかけ販売等、いろんな仕事を作り出しながら、人と人が繋がっていくことを試行錯誤しながら実践しておられる方です。
そして、“新しい今”を日々生きておられる、大阪の渡邊洋次郎さん。昨年お聞きした、右往左往しながらも「今」とか「自分の弱さ」を見つめたら、出来ない分からない変えられない自分が ただそこにあったという渡邊さんのお話は、渡邊さんの様々な過去がじんわりと、かつ生き生きと見えてくるような、優しく力強い語りでした。
この度、お二人を富山にお招きできることになりました。日頃押し込めている疑問や想いを、ちょっと話してみる時間はいかがでしょうか。山内さんと渡邊さんとの対話、そこからまた参加の方々との対話が広がっていきそうです。みなさまのお越しをお待ちしております!
▮日 時
2019年11月23日(土)~11月24日(日)
11/23(土)
13:30 オープン(受付)
14:00~17:00 対話の時間・里芋のみそ汁付
18:00~ 追加の対話・随時おかわり
11/24(日)
10:00 クローズ
富山をご堪能ください!
▮場 所
Human Flower「カスタナの家」 富山県中新川郡立山町前沢新町534
※ 最寄り:富山地方鉄道「五百石駅」会場まで徒歩2~3分
※ 富山駅まで電車で約30分。富山駅周辺には、ホテルや飲食店など多数あります。
※ 会場での飲食・持ち込みOK。パン屋、定食屋、コンビニは会場から徒歩で行ける所にあります。
▮定 員
15名くらい
▮参加費
無料・寄付(ドネーション)制
※次にこうした学びの場やつながりを必要とする人たちへ、想いや願いをつなぐために、
あなたにとって「負担とならない形」でお支払いいただけると幸いです。
▮その他
11/23(土)は、終了時間を設けずに会場を解放しております。
会場で雑魚寝は可能ですが、寝具には数に限りがありますので、宿泊が必要な場合は寝袋などご持参ください。
▮申込・問い合わせ(はじめ・クロコ)
①名前、②メールアドレス を添えて、human.flower.info@gmail.comへお申込みください。
【山内 崇嗣 さん Takashi Yamauchi】
社会福祉士。専門職として関わる限界を垣間見てからは、医療でも福祉でもない市民組織「全国オルタナティブ協議会」にてオルタナティブ活動に従事。メンタルヘルスとは誰しもが関わる分野であるにも関わらず、一度精神病の診断が付けば一生それがレッテルとして付きまとうこと、一度病気になれば一生付き合っていくものだと思われていることに衝撃を受ける。そうでは無いことを証明しようと岐阜県下呂市にて就労継続支援B型事業所を開業。市長や精神病院長に協力を得られないとハッキリ言われたことにより3年で幕を閉じるも、その間に半数以上の利用した方たちが一般就労に就く。その一助となったのは農作業による無心になれる時間、時薬、対話、向精神薬の減断薬であると実感する。B型を閉所してからは地元名古屋市で市指定相談事業所を開設。市民団体、社会精神医学や統合医療の医師、当事者の方々と日々ソーシャルワーク実践、生活を共にしている。その中で半ば確信していることは「症状を消す治癒」ではなく「症状があったとしても人との関わりを持ち、社会参加する快復」こそ目指す方向であるということ。順風満帆とは程遠いが、毎日浮いては沈む毎日を何とか楽しく仲間と過ごしているというのが正直なところである。
【渡邊 洋次郎 さん Youjirou Watanabe】
大阪生まれの5人家族。
幼少期から生きにくさを感じ、中学2年から薬物の使用が始まり、非行に走る。中学卒業後、4回の鑑別所入所を経て、少年院に1年間入院。20歳からは依存症や他の精神疾患で精神科病院の入退院を繰り返す。30歳から3年間刑務所服役。
現在は、お酒や薬物を10年6ヶ月ほど、止めて依存症からの回復支援の仕事に就く。