今年のIPS勉強会は、職場や家など、よく顔を合わせる人との日々の会話の中で、IPSから学ぶことが役に立っているかどうかを振り返る時間を作りたいと思っています。
ストレスはあるけどそこに居たい時や逃げ場がない状況、自分にとって必要なことを声に出したい時にも、一方通行ではない相互的な対話を目指すには自分にとってまず何が必要か、集まった人々と話をしながら自分の感覚を確かめていけるといいなと思っています。
みなさまのお越しをお待ちしております。
※シェリー・ミード氏の提案するIPSは、インテンショナル・ピア・サポート(意図的な
ピアサポート)の略です。IPSの提案は、暴力による支配、また、精神の病というレッテルに伴う抑圧の経験から導き出されました。
■日 時
2024年 10月 12日(土)~ 13日(日)
10/12(土) 9:30 ~ 16:00 (受付9:15~)
10/13(日) 9:30 ~ 12:00 ※オプション企画13日夕方~座談会
■会 場
富山県教育文化会館 5F 会議室502
(富山県富山市舟橋北町7-1)※JR 富山駅より徒歩15分
■定 員
10 名くらい
■参加要件
WRAPクラスに参加したことがあり、WRAPを生活の中で取り入れている方
■参 加 費
12,000 円
※当日お願いします。
お支払いが難しい場合は、支払い時期のご相談を承ります。
■オプション企画
勉強会での内容を深めたい方を対象に、
10/13勉強会終了後、夕方より上市町Human Flowerにて座談会を予定しています。
※座談会のみの参加は不可。
※10/13のみHuman Flowerにお泊り可能です。
ホテルのような設備はなく雑魚寝となります。
お泊りに必要なものは各自お持ちください。
寝具は2~3組分しかありません。寝具・寝袋等ご持参ください。
■申込方法
上記メールまでお申込みください
①お名前 ②電話番号(当日連絡先) ③座談会参加の有無
④お住まいの地域 ⑤話題にしてみたいこと(あれば)
IPS勉強会
衝突が生じたときでも、双方の世界観を壊さない対話を続ける
いつも余裕を持って話が出来ればいいのですが、たまたま寝不足だった、暑すぎる寒すぎるという気候、家を出る前に気になることがあった、気の進まない場所に行くことを予定している等々、いろいろな理由で余裕のない時に人と話をすることも多々あるでしょう。余裕のない人同士の会話では、どちらが悪いわけでもないのに、衝突が起きることもあるかもしれません。
そういった緊張感のある対話が急に訪れた時も、自分を労わりつつ、自分も相手も双方の世界観を壊さない対話を続ける(どんな時もつながりを絶たない)ということができるのかを模索していけたらいいなと思っています。
例えば;
・ただ自分が思ったことを言っただけなのに思いがけず相手を怒らせてしまった
・言いたいことを我慢していたが、思いが積もり積もって怒鳴ってしまった
・○○した方が相手のためになるのに、言うとおりにしてくれなくて腹が立つ
思いがけず緊張感のある対話になってしまう時は、どんな時があるでしょうか?
会話をしていて困ったなと感じるのは、どのような会話でしょうか?
各々が困った時の対話を思い起こしたときに、まず立ち止まって自分を労わることをしてみます。会話をしていて、ざわざわとした気持ちになった時、WRAPのプランで言うとどこに自分がいるかというのを丁寧に見てみることが役に立つかもしれません。
実際の会話はテンポが速いかもしれませんが、ここでは、ゆっくり時間をとって、充分に自分を労わる時間をとります。相手の言葉を聞いた時、自分が思いがけない言葉を発した時、自分の中で何が起こっていたのかを丁寧に観てみます。もしかすると、今までの自分のパターンや喜ばしくない癖に気が付くかもしれませんが、それを無理に直す必要はありません。ただ、その時の自分の気持ちはこうだったんだと確認するだけです。
充分に自分を労わって自分は悪くないと思えたとしたら、もし余力があれば、会話に戻ってみることも試してもよいかもしれません。自分も悪くない、そして相手も悪くはないとしたら、もしかすると今までの言葉は必要なくなっているかもしれません。衝突と言っても、ほんの少し違った考えが出会っただけかもしれません。
こういった演習を繰り返すことで、今までと会話は変わるでしょうか?変わらないでしょうか? 見方は変わるでしょうか?変わらないでしょうか? そういったことを探ってみる試みです。
今回は、WRAPのプランを生活の中で取り入れていることを参加の要件とさせていただこうと思っています。新たな試みの中で、より強力なプランになる時には、何かしらの変化と痛みがあるかもしれない心づもりをしてお越しください。
座談会
クライシスに近い状況でも、つながりを切らないで対話することを模索する
勉強会後の座談会では、クライシスに近い状況でも、つながりを切らないで対話をするということを模索する時間にしたいと思っています。どんな状況でも自分を労わり対話を続けてみる、ということを試してみたい方、ぜひお越しください。